昆虫の性対立に興味があります。
これは人間にも共通点があるような気がしてならないのです。
著名な先生方の本を読んでいただけると分かりやすいのですが、昆虫では配偶者が損をするような形に進化しさらにそれを防御するような進化を遂げることがあるのです。
例えば飼育されたショウジョウバエの雄が精液に毒を仕込み他の雄の精液を殺すことが雌の寿命を縮めるなんてことがあります。
さらに飼育されたメスは毒に抵抗を持つようになるのです。
ただ配偶者が損をしているというのは私の勝手な視点での話なので環境に適応した結果なのかもしれません。
また、飼育された昆虫では天敵がおらず環境も安定しているため、性淘汰が活発に起こるという話もあります。
ウリミバエは野生化では昼に活発な鳥と夜に活発な爬虫類に狙われないタイミングで交尾を行いますが、飼育下ではより早く活動する個体が交尾しやすく生き残るのです。
つまり、性対立というと男と女の仲が悪い印象を受けていましたが、より選ばれる形質が子孫を残しているだけなのです。
人間にもこれは当てはまると思います。
環境も安定し天敵もいないため性淘汰のみが進むのではないでしょうか。
それが交際経験や結婚の数が減少している一つの要因ではないかと思います。
人口が減ることは国にとっては良くないことかもしれませんがそもそも影響力のない私では選挙に行くぐらいが関の山でそれ以上は考えてもしょうがないので私が交際や結婚といった活動に混ざれないのも環境が関係しているためあまり気にしない方がいいのかもしれませんね。
環境に適応していれば子孫が繫栄ししていなければ淘汰されるという大きなルールのもと生きているのであれば無理をして数世代子孫を残しても環境が変わらなければ淘汰されることは必須なので無理をせずに自分の遺伝子とルールに従い気ままに生きたいものですね。
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