二か月ぶりの更新で忙しかったと言いたいところですが忙しいのはみんな同じだと思うので正直にサボったことにしておきます。
復帰早々知り合いの陰キャを慰めるための話になります。
友人の陰キャは彼女ができないことに悩んでいるも努力する気はさらさらないそうです。
そもそもこんな話を私にしたところで解決できるわけないと返答しましたが一応それっぽい回答も考えたので自身の数少ない得意分野である生物学の観点からアドバイスできればと思い陰キャに伝わることは無いですが書き残します。
タイトルにもある適応度とは生物がどれほど子孫を残せたかということです。
広い意味で考えれば兄弟の子育てを手伝うことで自身と似た遺伝子が残せたなんて風にも考えます。
彼女ができない悩みは適応度が低いという悩みに似ているのではないでしょうか。
昆虫ではメスは産卵数が限られているため子の質を求め、オスは子の数を求めます。
つまり、死んだふりをする昆虫ではより死んだふりを長い時間する昆虫は、エネルギーを節約でき天敵からも狙われやすいのですが、メスに出会えない欠点があります。
友人の陰キャは長く死んだふりをする個体に似ているともいえるのですが、人間のオスは基本的に一人としか交配できません。
つまり人間の場合多くのメスを手に入れるメリットは子の数が多くなるのではなく、多くのメスを知ることで質を上げる行為だと思うのです。
生物的に交配して子供を残すのはどのオスも一人のメスになるのが最も多いパターンになるとするならばオスにとって生涯の交配相手の数は0か1になります。
そう考えれば陰キャの友人が苦手であろうコミュニケーションや身を整えることをしても0が1になるだけなのです。
それならば何かしらのラッキーで0が1になればいいなぐらいに考え死んだふりをする方がお得とも思えませんか?
もちろん適応度を上げることが人生のすべてなんて人はほとんどおらずリスクを背負って動き回ることで得られる素晴らしいものはあるはずです。
しかし、生物とは多様性を持っているので陰キャの友人や私のような生態を持った個体が存在してもそれはそれでよいのではないでしょうか。
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